主日礼拝メッセージ 『私の人生にあなたの御業を』 マルコによる福音書から
2012-05-16
「イエスは彼にむかって言われた、『先生、見えるようになることです』。そこでイエスは言われた、『行け、あなたの信仰があなたを救った』。すると彼は、たちまち見えるようになり、イエスに従って行った」(マルコによる福音書10:51・52)
私たちは神さまに何を求めて来るのでしょうか?人生に幸福を、今の困難な事態から救って下さい。と本日の聖書ではまったく希望のない人がイエス様によって救われた出来事が記されています。彼の信仰から学びたいのです。彼はイエス様に「見えるようになりたい」とただ一言だけ願ったのです。
この言葉は何を意味しているでしょうか?彼は自分に神さまの御業があらわされることを求めたのです。たいてい人は自分ではなく、他人や状況を変えて下さい。あるいはここから逃げ出すことができるように、と祈り求めるのです。何が悪いのかと反感を持つ人もいるでしょう。しかしよく考えて下さい。あなたの人生に神さまの御業がないとしたらあなたは困難なことが起きる度に祈るのですか?その祈りは喜びの祈りとなるでしょうか。そうではなくて「ああ、また問題があるから神さまこうして下さい」という人生を過ごすのでしょうか。神さまはそのような人生をあなたに与えたのではないのです。いかなること起きても神さまがいてあなたを支えられる人生を与えたのです。彼はそういう人生をイエス・キリストに求めました。神さまはイエス・キリストと共に歩むことのできるわくわくした人生をあなたに与えられるのです。
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