9月20日 泉のほとり
2015-09-19
逆境のなかで養われる信仰。
「イエスは彼らに言われた、『あなたがたの信仰は、どこにあるのか』。彼らは恐れ驚いて互に言い合った、『いったい、このかたはだれだろう。お命じになると、風も水も従うとは』。(ルカ8:25)
イエス様と弟子たちが舟に乗ってガリラヤ湖を渡ろうとしたときの出来事です。突然、突風が湖に吹きおろしてきて彼らの乗っていた舟は水がかぶって転覆しそうになったのでしょう。
弟子たちはイエス様を起こして助けを求めました。弟子たちのなかに漁師もいましたがどうにもできなかったようです。イエス様は起き上がって、風と荒波とをお叱りになりました。すると不思議なことに風と荒波はまたたくまに止んで静かになりました。
イエス様は弟子たちの不信仰をお叱りになりました。弟子たちは己の不信仰を嘆いたことでしょう。でもイエス様は知っていたのではないでしょうか。どんな人も最初から信仰があるわけではないことを。
弟子たちは、災難に遭遇してイエス様を呼び求めることによって イエス様が真に神の子でありこの世界を治めておられるお方であることを知りました。私たちも同じであります。逆境のなかで私たちは イエス様を呼び求め、このお方の御力を知るのです。 牧師 林健一