2013年4月7日 週報 泉のほとりより
2013-04-09
「新しいことを見ていくために」
イエスは彼に言われた、「あなたはわたしを見たので信じたのか。見ないで信ずる者は、さいわいである」。(ヨハネ20:29)
この聖書の言葉はトマスに向かってイエス様が語られたお言葉です。しかしこの言葉はトマスだけでなくイエス様の復活物語を読む人、聞く人に向かって語られたお言葉でもあるという学者もいます。私たちは自分で見たものだけを信じようとします。けれどもそれは信仰につながっていくのでしょうか?見て信じることは一見正しいことのように見えます。が、それは見て安心するだけのことではないでしょうか?自分が理解でき安心できるものを見るだけなら信仰は必要ないのです。
イエス様は、ただ盲目的に見ないで信ずる者は、さいわいであると言ったのでないように思います。「見る」は物事をしっかり見て確認すること、自分にとってどういう意味なのか、しっかり考えること。「さいわい」は祝福された者という意味があります。 つまり、あなたはイエス様の復活の出来事をどのように見ていますか?というイエス様からの問いかけです。あなたが真にイエス様の復活の出来事を理解し自分にとって何を意味するのかを理解すなら、あなたは神様から祝福された者となると言っておられるのです。2013年神様は新しいことを見せて下さいます。あなたはどのように見るのでしょうか。 牧師 林健一
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