10月19日 主日礼拝 創世記45章1~15節 神はあなたの中にいるのですか?
2014-10-21
しかしわたしをここに売ったのを嘆くことも、悔むこともいりません。神は命を救うために、あなたがたよりさきにわたしをつかわされたのです。 (創世記45:5)
ヨセフ物語もいよいよクライマックスに入りました。今まで自分の正体を明かすことができなかったヨセフでした。しかし兄ユダの犠牲の愛ある訴えについに決心をしたのでした。
兄弟たちは、驚きうろたえたと聖書にありますが、喜びよりも恐れ、戸惑い、不安のほうが大きかったことでしょう。かつて妬みのゆえにヨセフを殺そうとしたのですから、もしかするとこの機会にヨセフは自分たちに復讐するのではと思うのは当たり前のことです。
そう思っていた兄弟たちにヨセフは予想もしない言葉を発するのです。それが45:5の御言葉「神は、あなたがたの命を救うために私を先にエジプトへ遣わされたのです。」おそらくいや兄弟たちにはわからない言葉であったでしょう。苦しみの中にあるヨセフの人生に神が共におられることを経験したゆえに語られた力強い言葉でした。
多くの人が「神様はどこにおられのか?」と問いますがわからないのは当たりまえのことです。一回ぽっきり、その場限りでどうして神様が見えるでしょうか?いくつもの試練の中で、孤独の中で、神様との出会いをとおしてわかることです。あなたは一回ぽっきりですか?
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