2012年12月16日週報 泉のほとり
2012-12-15
「アドベント(神さまからのプレゼントを信じる)」
「ラマで声が聞こえた。激しく嘆き悲しむ声だ。ラケルは子供たちのことで泣き、慰めてもらおうともしない、 子供たちがもういないから。」(マタイ2章18節)
今日は衆院選挙の投票日です。これからの日本の行く末を決める大事な選挙になりますが、誰に投票しても同じ今の状況は変わらないと半ば諦めのムードさえ漂う雰囲気がなくもありません。これから日本はどうなるのだろう?不安に誰もが思います。
イエス・キリストが誕生された時代も希望が持てない時代でした。『マリア』の映画ではイスラエルを支配していたローマが民衆たちを武力で支配していた様子が描かれています。人びとはローマ兵に怯え、笑うこともできない苦しみに満ちた表情をしていたのではないかと想像します。
当時イスラエルの王であったヘロデは真の王の誕生を恐れて2歳以下の男の子を皆殺しにせよと恐ろしい命令を下します。人間は神さまにどこまでも反抗し救いを求めない。悲しい人間の現実を私たちはヘロデに見ます。
しかし、それでも神さまの救いの計画はイエス・キリストをとおして成されるのです。クリスマスは私たち人間への神さまの愛が何も押しとどめることはできないことを伝えるのです。 牧師 林健一
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