泉のほとり 8月9日
2015-08-07
完全な平和を求めて(平和礼拝)
「それは、地を深く掘り、岩の上に土台をすえて家を建てる人に似ている。洪水が出て激流がその家に押し寄せてきても、それを揺り動かすことはできない。よく建ててあるからである。」(ルカ6:48)
聖書の告げる平和とは、単に戦争のない状態をいうのではありません。単に政治的に平穏な状況を指すのでもありません。何ものも欠如していない全く充足した状態を指します。生のあらゆる領域にわたって神のみこころにかなった望ましい状態にあり、造られた命が幸いに満たされている様にあることなのです。強い者が弱い者を抑圧しているが故の静穏さや、著しい貧富の上にたった誰かを犠牲にしての繁栄というのは、聖書のいう平和にあたりません。完全は平和とは、人間の努力によって実現するというものでなく、根本的には神から与えられるものなのです。まず、神との和解によって私たちの心に平和が与えられてはじめてこの世界にゆるぎない平和を築くことができるのです。神様に依り頼むならば私たちはゆるぎない岩の上に平和を築くことができるのです。 牧師 林健一
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