1月4日 いずみのほとり
2015-01-03
「あなたがたは、さきの事を思い出してはならない、また、いにしえのことを考えてはならない。」(イザヤ書43章18節)
新しい年を迎えて私たちは歩み出しました。目標を立ててあれも、これもしたいと思います。ですが、気をつけないと失敗や、挫折したことをやり直したい、取り返したい気持ちが先走ってしまい、同じことの繰り返しになることがよくあります。
クリスチャンの人生の歩みはやり直しではありません。まったく新しい始まりの連続です。神様は私たちに及びもつかいない方法で新しい歩みを与えて下さいます。私たちがクリスマス献金をお献げしている「止揚学園」の創立者であられる福井達雨先生(82歳)が『止揚』122号で信仰の歩みについてこう書かれていました。
『人間は誰でも(自分は一人ぼっちやないのかなあ)という孤独感を持っています。しかし、若い時は、「若さ」というエネルギーでその心をつつむことができます。齢をとってくると包むものが弱くなってきて、その包みを破って心の奥深くに存在していた寂しさが一気に吹き出してくるのだと思います。…途中省略… さて、老人になり、この様な思いの中で寂しさを静め、前向きになれるのは人間の知恵や力では無理だと思います。この頃、(希望を捨てず、一歩一歩と前に進む勇気を創り出してくれるものは信仰以外にはあらへん。僕はイエスさまに信仰を与えられて、ほんまによかったなあ)と思い、感謝することが多くなってきました。』人生は失うことがばかりです。しかし、信仰の歩みはいつでも新しいものです。 牧師 林健一
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