8月10日(日) 週報 泉のほとり
2014-08-09
平和を祈って ―平和礼拝―
「平和をつくり出す人たちは、さいわいである、彼らは神の子と呼ばれるであろう。」(マタイ5章9節)
ヘイトスピーチという言葉を皆さんは知っているでしょうか。
「《ヘイトは憎悪の意》憎悪をむき出しにした発言。特に、公の場で、特定の人種・民族・宗教・性別・職業・身分に属する個人や集団に対してする、極端な悪口や中傷のこと。」
今、日本でヘイトスピーチがひろがっています。残念なことですが特定の国の人たちに対して憎悪・敵意向きだしの言葉を投げかけています。世界から日本は果たして人権を尊重している国なのか?という疑問の声が聞こえてきています。
私たちは世界からのメッセージに何と答えたらよいのでしょうか?「いいんじゃない」「日本最高」「世界のやつらうぜえ」と平気で言いそうな危うい状況を私は今の日本に感じます。これは何よりも神様から私たち日本のキリスト教会に問われていることではないでしょうか?
もう何年も前のことですが日本のキリスト教会が国の政策によって一つにされたことを牧師を目指している神学生の方に話しのなかで話題にしたら「ああ、そうなんですか」と人ごとのように言っていたことに驚きと歴史を知らないでどうしてこれからの教会を担うことができるのだろうかと思ったことがありました。聖書こそ人間の過ち、罪深さが描かれていますが私たちは神様が語るメッセージを聞き落とす過ちに再度陥っているのかもしれません。 牧師 林健一
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