6月5日(水)祈祷会メッセージ 詩篇130篇 深い淵から
2013-06-05
130:1 【都上りの歌】主よ。深い淵から、私はあなたを呼び求めます。
130:2 主よ。私の声を聞いてください。私の願いの声に耳を傾けてください。
130:3 主よ。あなたがもし、不義に目を留められるなら、主よ、だれが御前に立ちえましょう。
130:4 しかし、あなたが赦してくださるからこそあなたは人に恐れられます。
130:5 私は主を待ち望みます。私のたましいは、待ち望みます。私は主のみことばを待ちます。
130:6 私のたましいは、夜回りが夜明けを待つのにまさり、まことに、夜回りが夜明けを待つのにまさって、主を待ちます。
130:7 イスラエルよ。主を待て。主には恵みがあり、豊かな贖いがある。
130:8 主は、すべての不義からイスラエルを贖い出される。
人は絶望の淵に落とされた時、神を呼び求める。神は私たちの叫びにこたえてくださる。私たちの魂は深い淵の中に落とされつづけ、自分でも這い上がることのできない深みにまで落ちていく。そのときいったい何が私たちを救ってくれるというのだろうか?この世には寄り頼むものが無いことを痛切に感じる。しかし、神は私たちを深い淵の底にいて私たちをこれ以上落ちることのないようにささえ、引き上げてくださる。「使徒信条」のなかにある救い主イエス・キリストは十字架で死なれ陰府にくだりと主は私たちを深い淵の底から引き上げてくださるために深い陰府にくだられたのである。どんなに深い淵があろうとも神の愛の届かない場所はないのである。