2013年1月27日 週報『泉のほとり No.301』
2013-01-26
「祝福の神」
「あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろう者をわたしは呪う。地のすべてのやからは、あなたによって祝福される」。 (創世記第12章3節)
創世記12章に入って神はひとりの人を選ばれた。信仰の父アブラハムである。最初の人アダムが肉なる者すべての父であるなら、信仰の人アブラハムは信じる者すべての父である。 アブラハムは神の召しに答えた。神の召しは英語でcallingとも呼ぶ。聖書における神の召しとは、神の恵みによって呼び出されることである。アブラハムはまだ神の名も、存在も知らなかった。しかし、彼はただ神の恵みによって召し出されたのである。
神がアブラハムを呼び出したのは理由があった。アブラハムによって地のすべてのやから(人々)が祝福されるためである。その中には当然私たちも入っている。 神はいまも私たちを祝福し続けている祝福の神である。聖書の神を信じることは祝福の神を信じることである。神が私を祝福してくださることを信じることである。私が信じる神は罰をあたえる神でなく祝福をあたえる神である。
牧師 林健一