2017年3月19日「心の隙」ルカによる福音書22章1~6節
2017-03-20
22章から受難物語に入ります。イエス様の十二弟子の一人であるイスカリオテのユダがイエス様を裏切る出来事が記されています。ルカ福音書は「ユダに、サタンが入った」とだけ記し、なぜユダがイエス様を裏切ったのかは理由が明らかにされていません。「なぜ、神さまはユダが裏切ることをゆるされたのか?」「止めようとしなかったのか?」さまざまな疑問が湧いてきます。私たちは心の動きに、「なぜ」と問いかけます。理由づけをします。ですが人間の心の揺れ動きをどうやって説明できるでしょうか?その人の心の思いを誰が止めることができるでしょうか?それほど心は繊細なものであり、神さまの創造の御業のすばらしさを賛美せずにはいられません。と同時に自分の心をしっかりと捉えていくことが大切なのです。心は多くのことに感動する源泉であると同時に抑えられないものであることをしっかりと知り、神さまの御手に心を委ねていくことが大切なのです。