2013年1月20日 主日礼拝 週報 『泉のほとり』
2013-01-19
「心を大事に」
「ノアはすべて神の命じられたようにした。」(創世記第6章22節)
現代に生きる私たちは多くの情報や物資に囲まれている。一見幸せそうだがどれが自分にとって善い選択か悩んでいる。自分にとって善い選択だと思って選んだ道が後に間違った選択であったと後悔するのである。
人生の選択で悩むときに選択する大切な基準は「条件がよい」、「私にとってよさそう」という基準で決めるのでなく、「自分を生涯にわたって支えてくれる、自分の人生を豊かに建て上げる」ものを選び取ることが本当の幸せにつながっていくのではないだろうか。
ノア(意味はなぐさめ)は真に自分の人生において賢い選択をした人であった。ノアの時代はすべての人が神さまの前に乱れて、暴虐が地に満ちた。(11節)しかしノアは神さまの言葉を聞くことを選び取った。それゆえに神さまが起こされようとしていた大洪水の備えをせよとの言葉(13~19節)にノアは従った。
作家の三浦綾子さん人の言葉を聞くことにおいて「私たちが、人の言葉をきちんと受けとめられないのは、人の心を大事にしないところにあるのではないか。」と語った。そういう意味においてノアは神さまの心を大事にした人であった。心を大事にすることで私たちはノアのように真実を選択できる者となるのではないだろうか。聖書から神さまの言葉を聞くときにもそのような心構えで聞けたらと祈り願いたい。 牧師 林健一
http://www.hyouten.com/ 作家三浦綾子記念文学館ホームページ
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