10月11日 泉のほとり
2015-10-09
真実の神をもとめて
「主の神殿、主の神殿、主の神殿という、むなしい言葉に依り頼んではならない。」(エレミヤ7:4)
教会学校で使っている「聖書教育」は10月からエレミヤ書を読み始めました。テーマは「光に向かって」です。
エレミヤが預言者として主に召された時代は混迷のなかにありました。弱小国の南ユダは、北はバビロン、南はエジプトの強大な国に挟まれ風前のともし火でした。このような状況のなか誰もが安心できる言葉を求めていたのです。
このような中でエレミヤは神様の御言葉をイスラエルの民に伝えました。エレミヤが語った神様の御言葉は人々にとって心地よいものではなく、反対に悔い改めと忍耐を求めるものでした。
人々はエレミヤが語る言葉にことごとく反発し、「主の神殿が私たちにはある」という実態のない虚しい言葉に拠り頼みます。私たちはどうでしょうか?真実の神でなく虚しい言葉に拠り頼んではいないでしょうか?虚しい言葉に騙されないで真実の神さまを求めていきましょう。
牧師 林健一
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