週報 11月24日(日)泉のほとり
2013-11-23
世界祈祷週間をおぼえて -恵みを流す者になる-
「わたしたちは神の同労者である。」 (コリント人への第一の手紙3・9)
今年も世界祈祷週間のこの時期、世界に視点を向けてさまざまな問題を考え、祈る機会を与えられる恵みに感謝いたします。世界祈祷週間の始まりは1873年、米国の若き女性宣教師ロティ・ムーンが中国伝道のために身を捧げ、その支援として米国南部の女性たちが、ロティ・ムーンクリスマス献金を創ったことによります。日本では1931年、困難な生活の中、世界伝道の信仰に目覚めたバプテストの女性たちによって世界祈祷週間がはじまり、現在に受け継がれています。
その頃の日本の国はいまだ貧しく、女性の地位も非常に低かったのですが、当時のバプテストの婦人たちは、その現実に埋没することなく、世界伝道の幻を抱きつつその活動を受け継ぎ、今日まで続けてきました。「全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい」という主イエスのみ言に忠実であろうとしたことに他なりません。最初の献金は、母子家庭のための授産場の支援に捧げられましたが、今や 日本を含め、タイ、シンガポール、インド、ルワンダなど各地へと、その活動は文字通り世界へ拡がっています。
今年の連盟総会でスチュワードシップを諸教会が行うことを目指すことを強調していました。「スチュワードシップ」とは自分が最後の恵みの受け手にならず、恵みを流すことだと言うのです。私たちは恵みの受け手の最終者とならずに恵みをさらに豊かに流す者へとなりましょう。 牧師 林健一
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