泉のほとり 9月2日
2012-09-01
「キリストに似た者となるために」
兄弟たちよ。どうか、わたしにならう者となってほしい。また、あなたがたの模範にされているわたしたちにならって歩く人たちに、目をとめなさい。(ピリピ人への手紙3章17節)
医学博士である南雲吉則さんが書かれた本の中でこんな内容に目が留まりました。「病気が治るかどうかは医者を見ればわかる」南雲さんは、例えとして禁煙の外来にいったときに、その医者がたばこを吸っていたら、禁煙はできないでしょう。と言うのです。さらに、自分自身ができていないことを、他人である患者さんに実行させることはできないからです。
耳の痛い言葉です。しかし確かにそうではないでしょうか。教会においても新しく来られる人々はまず私たちの姿を第一に見るはずです。教会での第一印象を聞くとまず教会の人たちがどんなふうに礼拝を捧げているのかが目に入ってくるようです。説教などはあまり印象に残らないようです。それほど私たちの生き方が大事だということです。
パウロはピリピの教会の人たちに自信をもって語ります。まず私にならう者となってほしい。パウロは常にキリストにならう生き方をしていました。だからこそ自信をもって言うことができたのです。私たちも人々に自信をもって「わたしにならう者となってほしい」と言えるようになることを主イエス様も求めておられるのです。 牧師 林 健一
←「2012年8月26日礼拝メッセージ【林健一師】」前の記事へ 次の記事へ「2012年9月2日礼拝メッセージ【林健一牧師】」→